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2016/02/15

(追加編小話)☆19 プロペラ

 推進器(プロペラ)は船の動力を推進力に変える重要な部品である。 一般的には、スクリュープロペラという、軸を中心に捻れた羽を取り付けた形が一般的でありますが、変わった形のものでは、真っ直ぐな板を何枚か円筒の周囲に並べて回転させ、それぞれの板が水を掻いて推進力を得る、シュナイダー型のものもあります。
 最近はアジポッドと呼ばれ、まるでラグビーボールの先端にプロペラをつけ、プロペラを前側にして、舵の先端につけ、方向をを変えることで、推進力の方向も変えるプロペラが出てきています。 また、そのプロペラの前方に、従来のプロペラを向かい合わせたタンデム型のアジポッドまで考案、実現しています。
 その他、プロペラを二つ重ねて、それぞれが反対側に回転する二重反転プロペラなど、様々なタイプの推進器がでていますが、これらはすべて推進効率を高めようという努力の表れです。 そもそも、普通のプロペラでは、三割以上の力が推進力ではなく、ただ水をかき混ぜる力になっていまい、水の中に渦として消えているためです。 実際、主機関の出力が1万馬力の普通の近海船で、年間の2~3億円の燃料費がかかります。 効率が1%違えば数百万円の効果がありますので、数%も違えば、プロペラでなく目が回りますよ。

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