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2016/02/15

(追加編小話)☆13 浮心

 船が水の上に浮かぶのはなぜか? かのアルキメデスさんが言うには、「ものが押しのけた液体の体積に相当する重量を、液体から受ける」ので、それが浮力となって船を支える事になります。 水の中にいる時、頭を水の中につけて顔だけ出していると、浮くのが楽になりますよね。 頭蓋は8kg以上あり、これを浮力で支えられれば、随分助かることになる。 ちなみに、船に備えている救命胴衣は14kgの浮力があるので、少々頭の重い人でも頭を出して浮かんでいられる計算である。
 さて、これで船は浮力の働きで浮くことが判った。 浮力の中心は押しのけた体積の重心にあり、これを浮心というが、船の重心はどこかというと、船の中心近くにあるわけで、水面より上に船体の一部がでているので、当然のごとく重心は浮心の直上にある。 ここで、何故浮心が下にあるのにひっくり返らないのか?という疑問がおきる。
 船が傾く時、重心の位置は変わらないが、浮心の位置は、傾いた方の体積が増え、浮き上がった方は反対に水面下の体積が減る。 その変化の仕方は、重心の真下を超えて傾いた方に動くため、傾きを戻す方に力が加わる。 これが船を直立させている仕組みである。
 ただし、韓国のセ○○ル号のように、貨物が動いて船全体の重心がずれてしまうと、もう、戻れないです。 まるであなたの想(重)い心が動いてしまうと、もう後には引き返せない浮き心のように、、、

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