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2014/08/16

昔話 105 ラハイナ

お盆をちょうど過ぎた後、常夏のハワイ諸島に着いた。 ねっとりとしたパナマを抜けてくると爽やかに感じられるような優しい風が吹いている。
ハワイ島の西側を回り、マウイ島が目の前という場所でアンカーを降ろした。
場所はマウイとモロカイ島、ラナイ島に囲まれた場所で、ここで日程の調整を兼ねての錨泊となった。 あの熱帯のパナマを抜けてきたのに、到着すると、それほど待たずに上陸の許可が出た。
そこで改めて思ったこと、それは、日本からロサンジェルスに到着した時は、しっかりとした検疫があったのに、その後、パナマに上陸しても、その後の港では検疫がない。 日本に帰港してもないらしい。 とすると、アメリカからすると、熱帯のパナマは地続きで同列だが、アジアの東に位置する日本は防疫的に一段下で、疫病を拡げる危険度が高いと言うこと? 確かに戦後の占領下で、鼻水を垂らしたり、頭のシラミ退治にDDTを掛けられたりした子供の映像イメージが強いが、まだこんな扱いを受けているとは、、少し憤慨しました。 ま、でも、すぐ上陸できるのは嬉しかった。
Enk547

で、上陸して、周りを見渡すと、道路とそれに沿って並ぶ小さな商店、家々、のんびりとした田舎町と言う感じで、きらびやかなところがない。 それでも沿道から離れた公園に向かう小道に木の実が落ちている。友人に聞くとククイナッツというらしく、硬い殻で磨けばアクセサリーになると言う。 そこで、植物検疫に引っかかるかも知れないとは思ったが、残りの航海の暇な時に磨けば、良いアクセサリーになると思い、10個ほどポケットに詰め込んだ。 さっきは検疫がないことで怒っていたくせにである。

帰船すると、部屋で長さ5~6cmのピンク色の石のようなものを磨いている学生がいた。
何でも、たまに漁網に入った珊瑚のカケラを売っている店があるらしく、そこで購入したそうだ。
流石に4年間も入学前に社会生活を送っていたから、情報をしっかり掴んで乗船してきているわ。私もそういう情報を知っていれば、買いにに走っただろうに、、ピンクの珊瑚とククイナッツでは、差がありすぎる。 プレゼントする相手はいないが、癪に障るものだ。
ククイナッツはその後ヤスリに掛け、綺麗にピカピカと光る状態になって、、誰にあげたっけな?

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