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2014/02/11

昔話 96 復路へ

ニューヨークでの帆船パレード参加が一つの目的であったから、その目的は果たしたといえるが、本来の目的もある。 それに日本は地球の反対側にあるわけだから、ここでの長居は無用。そろそろ帰る時が来た。
それもそのはず、何せもう遊ぶお金がない。そこで、初めての試み、海外通話をする。

Operator:"Hello?"
Me:"Can I do oversea correct call?"
O:"Please tell me where,"
M:"Japan, The number is 5...."
.......
O:"Who is the number?"
M:"My mother"
O:"Miss or Mrs.?"
(え?そんなこと聞いてくるの?)
M:"Mrs. of course"
O:"OK. wait a moment please"
........
O:"Please"
(あ、繋がった)
「もしもし、オレだけど、今ニューヨーク」
「元気かぃ?」
「うん、元気だよ。悪いけど金がなくなったから送ってくれない?」
........

なんとまぁ、今にして思えば、せっかくの海外通話、それもコレクトコールなのに用件だけの短い会話。
母としては、もっと長く話したがっただろうが、私は無心しているのだし、通話料金が高いからとそそくさと通話を切ってしまった。人の気持ちが分からないガキであった。
電話をしたら、無性に帰りたくなりました。
一昨日前の夜に、友人が久しくなった超大会社社長の御曹司が案内してくれたハンバーガー屋、美味しいというけれど、やはり、パンは私の口には合わない。
トッピングが自由だというので、タマネギを沢山入れて、ケチャップ、マスタードをしっかり掛けたけど、ピンと来ない。
そんなことも影響しているのかも。
そして、翌朝出港。
到着の時の派手なパレード、歓迎とは全く逆で、見送りの見物人も百人そこそこ。出港作業で、あちこちのロープを束ねたり、整理していたりしながらハドソン川を見ても、見送る船はなし。
その時、気がつきました、見送ってくれる人影を、、、右正横になった時、我が船も別れの挨拶で汽笛を吹鳴。
感動に浸っていると、、、「コラッ、ぼやっとしてるんじゃない、怪我するぞ!」と士官の声。
さて、帰りの航海、気合いを入れていこう!
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コメント

無心の電話、しかもコレクトコールであっても
お母様はお喜びだったはずです。

投稿: にけねこ | 2014/04/01 07時03分

にけねこ<それは親になってから判るというもの。
あの当時、うちは貧乏を絵に描いたようなものでしたから、高い電話代と仕送りに心が縮こまっていましたよ。

投稿: Samson♪ | 2014/04/01 22時33分

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