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2013/09/25

昔話 91 ロードアイランド

4月の東京出港時には、次港はニューヨークであったが、いつの間にかもう一つ寄港地が増えていた。新しい寄港地はニューポート(ダジャレじゃないんですけどね)
そもそも、ロードアイランド州という名前は覚えていなかった。私の地理学もこんな程度で、慌ててチャートで調べた。ニューヨークのマンハッタン島から東へ200㎞ほど細長くのびているロングアイランドの、そのまた東側にある州で、南側は広い湾になっている。
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日付は7月になった木曜日の早朝、朝霧を縫って水路に入っていくと、回りは豪華クルーザーから小さなヨットまで、まるで波間に羽を休めるかもめのようにゴッソリと浮かんでいる。その数、百を遙かに超えているので、ホント数え切れない。 アメリカ人て、こんな平日の朝からヨットを繰り出して遊んでいるなんて、ヨットを持っていること自体が貧富の差を感じさせる。
こりゃ、戦争に負けるわけだ。 我々とはお金の使い方も量も違う。
とりあえず船はアンカーを落とし、停泊する。 大抵は、ブリッジに行って海図を睨み、どんな場所に錨を入れたか確認するのだが、回りのヨットの多さに気を奪われ、 他船との間隔を空けて浅瀬に、、、なんてこの状況ではもう無理。 他の船が避けてくれってな状態。
午後上陸させてくれるというが、 何処が岸壁かはっきりしないし、どうせそこまでまた端艇を漕ぐのかと考えると上陸時間も少なくなるよなと、思ってウンザリしていたら、連絡があり、ボートの送迎があるそうだ。
昼食をとり、喜び勇んでデッキに列ぶ。
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デッキから見えるボートの位置が何やらおかしい。 普通なら、海面上1mちょいの所のデッキに降りるのだが、相手ボートの乗り込み位置は4m程の高さがある。 そして、乗り込んだらすぐ下のデッキに降りろと言うので、階段を下っていくと、回りは鉄板の壁。 まるで、大きなケーキ箱の中に入った感じで、見上げるとブリッジで操船する軍服姿が見える。 横も、前も、後も窓が無く、船が出発しても、船の揺れと空が動くのを感じるだけ。
うおぉーっ、これは上陸用舟艇じゃないのか? 戦車が1台載っかるスペースはある。 前方が鉄板なのは、敵の弾よけ! だから視界が悪くて当たり前なんだ。
でも、航海士としては、メチャクチャ不満だ。 どっちに向かって航走しているか判らないじゃないかネェ。
たった、4時間の上陸であったが、先に来て接岸していた英国の"サー・ウィンストン・チャーチル"号の近くで、地元の女の子達と久しぶりの会話、限られた時間で、ちょっとした話でも嬉しいですね。バッチリ写真には写ってきましたョ。
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コメント

サーウィンストンチャーチル号と言えば…、
女性ばかりが乗り込んで
航海していたことがあったという記憶があります。
氏の御同窓の方が、
『動きがもっさい。』
とおっしゃったのを覚えています。

投稿: にけねこ | 2013/09/25 21時57分

にけねこ<その船は確か長さ50mもなく、小回りが利く船なのに、なかなかどうしてトロイ動きが多かった。多分、乗組員の質が悪いのでは?
そんなことだと思う。
女性ばかり乗り組んだこともあるでしょうが、基本的には練習船なので、航海術を勉強して欲しいと願うばかりです。
私? 遊びながら学んでましたが、、、=^_^=

投稿: Samson♪ | 2013/09/29 09時58分

テレビでは、
短パンから白く長い脚を出した女性たちが、
黄色い声で英語を発しながら、
ロープを引くなどの作業に携わっている様子が
映し出されていた記憶があります。
実際に現場を見たわけではないのですが、
もっさい、と言われればそうかも。
男性から見ればそう映るんだろうなと
思いながら見てました。

投稿: にけねこ | 2013/10/01 20時27分

にけねこ<そうですか、何か想像できそうです。

投稿: Samson♪ | 2013/10/01 23時34分

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