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2013/04/06

昔話 84 船医

豪華客船以外、今では殆ど乗らないので死語となりつつあるのが、ドクター(船医)である。
日本丸でも、行きの往路だけ乗船してきた船医がいた。 どんだけ頑張っても3ヶ月間は最大120人以上の患者(になる対象)数は増えないので、基本的には暇である。一日に2~3人の具合の悪い人を見るだけ。
こちらが非番の時しか会話できないので、デッキを散歩しているのを見かけても、会話がほとんど無い。 ちょっとぽっちゃりして会話好きのような気もする。 ひょっとして船酔いに悩まされていて、人と話が出来ないのかも?と勘ぐったりする。
と、次の寄港地まで、あと2~3日という時に、特別授業というのがあった。 時間は夕食後の暗くなった時刻。士官に紹介されて始まったその授業とは、、、
「性欲の解消とその弊害(仮題)」
つまり、日本を出港して1ヶ月以上が経ち、我々の性欲が爆発しそうになっているだろうから、次の港で女性を相手に××したら、どうなる可能性があるかを説明してくれたのだ。
色々な性の病の具体例を挙げていただき、最悪の症状はこんな事があるぞと脅かすのだ。
その頃にはAIDSは無かったが、梅や淋しい病気は多かったようである。 やはり、ゴムが防御の一番良い手段で、多くはこれで防げると言うことである。
もし、万が一、かかってしまったら医者のところに来いという。
「どんなのもペニシリンで治るから、、、ただし、患部に注射するから、オ△○△○の先っちょに注射を打つと、それは痛いぞ、、」とか、「下手な女性と交渉して悪性の病にかかると、おしっこの出口が二つになるぞ」とも脅す。
そして、「ただし、発症までの潜伏期間があるから、多分、俺(医者)は目的地で下船するので、その頃では症状が出ていないかも知れないが、」と言いながら笑う。
なんてこった。 ホントに学生をビビらせている。
そばで聞いていた3/O(サードオフィサー)、
「もし、船医が下船したあと、発症が現れたら、俺が注射打ってやるよ」
3/O、それもっとビビルよ~。


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船の昔話」カテゴリの記事

コメント

うーむ、笑うに笑えないお話でございます。
下手すりゃ
お梅さんやリン子ちゃんとは一生お付き合い
ということになるかもしれません。
リン子ちゃんの場合、
男性はあまり症状が出ませんが、
女性は悲惨です。
しくしく痛いのをがまんするだけでは
済まされなーい!
吟(子)さんも最初のダンナから
うつされたわけでございましょ?
なんてコメントを書きながら、
そういえば日本丸の中に確か
船医さんのお部屋があったような…
なんて思い出してます。

投稿: にけねこ | 2013/04/24 22時28分

にけねこ<ドクターと医務室がありましたよ。
士官の部屋の近くに。
お世話になることはなかったけど、乗っている間は心強かったです。
医者がいない時の病気や怪我は、緊急の時は士官が手術を行うことになっているので、考えると恐ろしい。
麻酔が効かなかったら、、、、うわぉ、痛そう。

投稿: Samson♪ | 2013/04/24 23時39分

大丈夫でございますよ。
麻酔がなければ痛さのあまり
すぐに失神致しますから、
あとのことは分かんない…
のだとか? >^.^<

投稿: にけねこ | 2013/04/26 19時19分

にけねこ< ははは、、、、それは嫌だ!
失神しなかったら、地獄ではないか(笑

投稿: Samson♪ | 2013/04/26 23時13分

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