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2013/02/19

episode 1 衝突回避 1955年XX月XX日

プロローグ

人間の記憶は曖昧な物である。 備忘録としてトピックスを残しておくのも、記録として面白かろう。 では、一番古い記憶は、生まれた時の、、、それは既に忘却の彼方にある。 では、次は。

☆ episode 1 衝突回避 1955年XX月XX日

場所は、国鉄中央本線(この頃は日本国有鉄道であった)の途中、長野県内にある洗馬駅より少し名古屋よりの踏切の近くである。
北東から南西に走っている線路と直行する道は、南側の少し高い丘に向かって緩い上り坂になっており、その坂道の北東側斜面には、すぐ脇に社がある。
踏切の反対側の先は国道19号線に繋がっており、国道と線路が平行に走るこの辺りは、旧中山道として、重要な役割を担っていたと思われる。 社から杉木立を通して見渡せば、これこそ「信州」と思わせる深い山間の風景が広がっている。 洗馬という地名も、血汚れた木曽義仲の馬をここで洗ったことからこの地名が付いたと言われている。
この緩い坂道の南側に、お粗末な納戸のような建物があり、名古屋大空襲の時以来、我が家族が住んでいたそうだ。
ある日の事、私は乳母車に乗せられていて、きゃっきゃ、きゃっきゃと騒いでいた。 すると、兄が面白いからといって、乳母車を坂の上まで押してきた。 5歳になっていただろう、この頃の子供は意外と力があり、力を出すことが好きな年頃でもある。 坂の上から手を離すと乳母車はガタガタ道を下り、よく揺れるので、私はまた余計にうれしがっていた。 鉄のしっかりした軸と車輪の乳母車は、ガタゴトしながら真っ直ぐ勢いを付けて踏切に向かう。
踏切の手前で、左に少し逸れ、踏切脇にぶつかって止まった。
もし踏切に入って、汽車が来ていたら、、、今、私はここにいない。
兄はこっぴどく怒られたと思う。 私は事態が判らず、はしゃぐだけ。 この頃から、楽天的なノー天気な性格だったのだと思う。


Seba


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コメント

生き続ける運命にあったということで
この世でのお仕事をやり終えないと
人間は天国へ行くことはできないのでございます。
まだまだやり終えていないことが
きっといっぱい…

投稿: にけちゃん | 2013/03/03 23時51分

にけちゃん<まだまだ やりたいこといっぱいあります。
煩悩が多すぎるのでしょうね。
パラグライダーもやってみたいし、切り絵もやってみたい。まだ、焼き物、陶芸もやってないし、イギリスも行きたいし、、、、

投稿: Samson♪ | 2013/03/04 22時49分

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