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2013/01/13

「モ」

[-・・-・] 猛烈豪雨

川で「藻」というと、昔、金魚鉢に入っていた「オオフサモ」を思い出す。
このオオフサモには、特別な思い出があって、、
「広島県に売り込んでやろう」てな意気込みの人がいて、その構造物の設計を手伝ったことがある。
広島県三原市の北西の河内町に「椋梨(むくなし)ダム」というのがあって、毎年夏になるとアオコが発生し、水道水源としては問題だと言う。 あるオッサンが知恵を絞った結果、オオフサモを水面に浮かべて水質浄化する構造物を売り込もう! 上流からの流れに耐えられるものを計算して! と言うことで手伝った。 その数年後だろうか、オオフサモが特定外来生物に指定されて、繁殖、移動などが法律で禁止されたのは。 あの頃、実際に二百万円ほどかけて、モデル構造物を作り、広島県に売り込みに行ったはずだが、その後の話は聞けていないので、失敗だったとは思うのだが、夢のあるオッサンだった。
海で「藻」というと、実に厄介な代物で、船底などに付くと船の速度が落ちる。 スクリューについたら水かきが悪くなる。 それが燃料代にも影響し、日本の沿岸を航走する典型的な内航船(長さ約70m)で、年間百万円以上も燃料の無駄になることがある。 だから、毎年のようにドックにはいり、船底を綺麗にしてペンキを塗っている。 で出来るだけ藻やフジツボなどが付かないように、毒性の高いペンキを使用していた。 当初は、銅を含むペンキだったが、効果が少ないということでスズ入りのペンキに変わり、これも国際条約で禁止されると、毒はないが、ペンキ表面が海水に溶けて藻が付きにくくなった俗にいうウナギ塗料が主流になっている。 さらにはフッ素系のペンキで表面ツルツルって高級なものまで出てきている。
藻が付いたら落とせばいいじゃないかということで、水中で回転ブラシを廻すロボットや、スピードが必要なわけだからと言って、細かな空気のマイクロバブルで抵抗を減らし、船の速度を上げようという試みもなされている。 もっとも空気の泡を作るコンプレッサーに多くのエネルギーが要り、結果的に大幅な燃料の節約には至っていないという話。
もう、藻の話なんて詰まらない!なんて言わないでもう少し、、、原子力、火力発電所はタービン発電機を冷却するために大量の水が必要なので、大きな取水口がある。 これが藻やフジツボで詰まると、発電できないので、ダイバーが潜って落とすのだ。
どうにも締まらないオチ、藻って全くもって詰まらないオチなのだ。

→もう、落ちない「藻」って沢山だネ

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与太話」カテゴリの記事

コメント

日本丸が神戸港に入っているときに、
今日はダイバーが船底についた藻をブラシでこすってとっているんだ、
と聞いたことがあります。
ふーんそうなんだ…
とその海中での地味な作業を想像してみたことがあります。
桜木町の日本丸は動かないけれど、
船底のお手入れはどうしているんだろう?
実はお正月にあの界隈をうろついた時、
長女が博物館と日本丸を見学したがったのですが、
時間的に無理でした。
入ったことがないわけではないのですが、
また来ればいい、と次の楽しみにとってます。

投稿: にけちゃん | 2013/01/14 19時53分

にけちゃん<どうしているんでしょうね?
普通の船なら船底検査が必要ですが、その時はドックに入って水を抜く検査が必須。 多分主機関を使わない事で、その検査は免れているのかも。
船であって船でないような取り扱いをしているのかもネ。 現存するリベット打ちの船だから、現在の鋼船規則は適用されないだろうし、、、一度立ち寄った時に聞いてみよう。
それ以外の事の質問なら、いつでもお答えしますよ。=^_^=
ご案内もOK!

投稿: Samson♪ | 2013/01/15 00時20分

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