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2012/06/06

「ル」

「ル」[-・--・] ルール了承か

「一縷の望み」という言葉がありますね。 この「縷」は細い糸、糸筋と言った意味で、意味は一本の細い糸にすがる事ですが、この言葉から、芥川龍之介の「くもの糸」を思い出します。
カンダタという名前の男が、生前に蜘蛛を助けたことから、お釈迦様が地獄にいるカンダタめがけて蜘蛛の糸を垂らし、天国まで登ってこられるようにした。 カンダタは喜んで登り始めた。 すると、その蜘蛛の糸に気がついた他の亡者達が、カンダタを追って登り始めた。
これに気がついたカンダタは、「これはオレの糸だ!」と他の亡者達に向かって叫んだ。 その途端、糸はカンダタのすぐ上でプツンと切れ、カンダタ含め、皆また地獄へ墜ちてしまうという話である。
この話でチョッと変に思うのは、まず、主人公の名前、、どう考えても日本人らしくない。外国の人と想定している? Wikipedia では、難しい漢字が当てられていた。ふ~む whom
また、お釈迦様自ら蜘蛛の糸を垂らしたと言うことは、登ってくるまでずっと待っているつもりだったのだろうか? 天国と地獄では何万里も離れているというからには、何年も何十年もお釈迦様がジッとしてるわけ?
それに、実際蜘蛛の糸ほど細い糸だと、掴めないんじゃないかな? 地獄を表現した絵巻物では針の山などがあるから、重力はやはり1G程と思う。 摩擦力がたくさん働いたとしても、細い糸に体重がかかれば、スパッと切れてしまうに違いない。 大体、握れないロープは片方の足に巻き付けて、尺取り虫のように登るのが普通。
カンダタが墜ちる話をしてても、この話にはオチがこないので、似たようで現実的な昔話を一つ。
港にしっかりした岸壁がなかった頃のお話。 当然の事ながら、外国との貿易では、大きな船が港に来るが、深さのある岸壁が少なかったので、沖に船を止めて、小舟に貨物を積み降ろしたりしていた。
この貨物の積み降しに従事していた人たち(沖仲仕というのは死語に近い)は、大きな船(本船という)と何隻もの小舟(はしけ)との間を行き来していたが、時には本船の船べりの高低差が異常に大きいことがあり、普通でも5m程はあった。 その時代、エレベーターは当然なく、もっぱら使われていたのは、一本のロープ。 縄ばしごもあるにはあったが、ロープ一本の方が持ち運びに便利。 途中に握りやすいようにコブなんか作ると、巻き取りに面倒で嵩張る。 状況はまるで「くもの糸」である。 一人ずつしか上れないので、順番に上がり降りする。 さて、ここで問題が発生する。 お昼休みの昼食は大きな本船上にまとめて用意され、広い海を眺めながら休憩を取るのだが、このロープを登れないヤツ(勿論半人前)がいると、そいつは飯にありつけない! 
そんな困った人たちにも救いの手はある。 沖で働く人たちのために、小さな舟で昼ご飯やうどんを売りに来る移動売店船が回ってくるのである。 そこで、「今日、オレはうどんが食いたかったんだ!」とうそぶく。 
当然足元見られているので、「へい、お待ち~」と不味いうどんを市価の倍くらいで差し出す。
そりゃ、揺れる小舟だから、熱いうどんなんか出る訳ない。 それに、うどんに限らず どの食い物も、味が妙に塩っぽいんですよ。 =^_^=

→「縷」でした。

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コメント

おしゃか様は勿論、かんだたが登ってくるのを待つつもりだったはず、
天国の時の流れは地上とは違うのです。
蜘蛛の糸の細さ弱さは、
カンダタの僅かな善行の象徴でございましょうな。
観陀多ってこんな字が当てられていませんでしたか?
しかし信州の山の上で頂くアイスクリームの価格が下界の二割増しくらい、
(磐梯やったかも…)
輸送費がかかるからだと。
海の上で頂くしょっぱめのおうどんが10割増し。
やっぱり輸送費?
ひ~~~ (>_<)

投稿: にけねこ | 2012/06/14 02時09分

にけねこ<カンダタの「カン」の字は、メッチャ難しい漢字を当てていた。当然、文字コードにのって無くて、、、こんなカタカナになりました。
しょっぱ目は、どうしても労働者向けですから、決して海水が混ざったと言うことではないですよ=^_^=

投稿: Samson♪ | 2012/06/15 22時35分

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