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2012/04/25

「ニ」

「ニ」[-・-・](入費増加:ニューヒゾーカ)

手荷物、小荷物など"荷物"と表現されると、何か比較的に軽いイメージが湧きます。 だが、"荷"と表現されると手で持てないような重さに変わってしまう。 これは、私だけの感覚かも? 
さて、私が初めてこの"荷"を意識したのは中学生の頃でした。 家の手伝いで、トラックから麻袋を貯蔵箱の上にまで運ぶのですが、この麻袋が重い!
手順として、荷台から背中の上に載せられる。腰の上に重さがかかる様に前屈みになる。手鉤(てかぎ)を使って袋の上を引っかける。エッチラオッチラと10mほど歩く。と、大きな木箱があり、その上に載せる。 だが、2段目はともかく、3段目まではとても無理で、下に置くことになる。
この麻袋の中身は大豆で60kg、豆腐の原料である。月に1~2回、最大3袋の配送があり、時間は向こうの都合でトラックが来るので、留守番は重要な役目。中学生でもこれぐらいの力は出せたが、配達の時いなかったりすると、土間に置いて行かれ、そうなると最悪の事態。兄と二人で持ち上げないと運べなかった。手鉤で引っかけて運ぶというテクニックは本当に素晴らしいと思いますね。
それに比べてセメント袋は紙なので、穴の空いてしまう手鉤は使えない。その頃の40kg/袋は扱いにくかった。荷台から肩の上に載せて貰って、二つ折り状態で運ぶ。その頃でも一輪車はあったが、砂利・砂などの運搬が優先。階段など段差があるところでセメント袋を落としたら、収拾のつかない状態になる。砂ならすくえるが、セメントは救えない。
もう少し軽いのが米袋。今は半俵=30kgの紙袋で、この重さになると、もう"荷"とは感じなくなる。食物だという意識も働くのであろう。"荷"と"荷物"の境界は、私の場合40kg辺りですね。
こんな重いものを運んで、絶対辛いと思うでしょうが、一つだけこの運搬に付随するご褒美があります。
お手伝いのお駄賃?
いえいえ、お金ではなく、
それは開封!
今でも偶にしかやりませんので、見極めがつかないのですが、袋の口を縫い合わせている糸を、ちょっと解いて引っ張ると、意外に しゅわ~っと ほどけて、一気に開封できる。今でもこの瞬間が楽しくてたまらない。
どんなに苦しい重荷も、嬉しい一瞬があればこそ耐えられるもの。 
No samba, no life!

→「荷」でした。


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コメント

そうそう、あのミシン目のような綴じ目は
糸を引っ張るとポロポロほどけます。(^m^)pupupu
ところで60キロははんぱではございません。
にけねこさんちは30キロ/袋で玄米を出荷します。
(もっとも、一袋トン単位で出荷する農家もあります。)
一俵は60キロで、
昔はそれを持ち上げて作業していたようです。
にけねこが若かりし頃は30キロの袋を持って移動しましたが、
今そんなことをすれば即座に寝たきりオバサン。
機械化が進み、ずいぶん楽になりましたが、
まだ出荷時の玄米袋の移動は人力なんですよね。
旦那様が頑張っていらっしゃるのですが、
お体が心配。

投稿: にけねこ | 2012/05/07 12時14分

にけねこ<にけちゃんが60kg担いだら死んでまうよ。
昔は60kgが標準だったから、担いだけど今は30kgも困難なのが普通。
今でも納屋から台所まで、30kgの米袋を抱いて運びます。 そして縫い目ほどきの楽しみは、奥様が、、、、=^_^=

投稿: Samson♪ | 2012/05/07 23時53分

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