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2011/07/20

昔話 74 傾く


帆船は、風を受けて走るのだから、風に押されて、傾く。
力学的に言えば、風の力は帆に直角に働くので、斜めに入ってきた風は帆の直角方向と平行方向に力のベクトルを分解して、、、でもって、ああして、こうして、、、、
詰まるところ、風は、船を前に進める方向になる成分と、船を傾け、横に流される成分に分かれます。
赤道から遠い高緯度の太平洋大圏航路では、北の方にあがっている時、平均的には西からの風が強く吹いています(偏西風)。 すると、船は速く航走り、大きく傾くことになります。
湯船は1/3以上お湯がなくなりますし、寝る時も風上側に枕を持ってきて、寝やすくします。 
大体は、人が寝ている間に風を受ける舷を変えないので、朝ご飯までは枕が下の方にくることはありません。 これは、夜間の当直人員が少ない時に、帆桁を回し込んだりして、進行方向を変えることは、大きな労力を必要とするため、労力的な困難が理由です。
食堂(教室兼用)のテーブルには食器が落っこちないように、端に木枠が立ててありますが、学生の数が多いので、あまり傾くと、皿が重なり合って、テーブルから飛び出すことになります。
だから、配膳中は、大きく船を傾けられない。
すると、いったい何時ガンガン航走るのか?
答え、、、ガンガン航走らない!
精々15゚傾けるのがやっとで、速度も10ktまでいかない( 1kt(ノット)=1852m/時 )。
低気圧が来ているのか、ロスアンジェルスまでの行程が遅れているのか、この日は昼間中、目一杯 傾いていた。
マストに上がるのは、風上側から上り降りするので、マストが傾くほど、作業は楽である、がしかし、今日のように35゚も傾くと、風が強すぎて危険なので、学生には上らせない。

気になるのは、、、今日の晩飯は何が食えるかな?
だって、調理するのも大変そうだし、テーブルから落っこちないようにするには、、、、

腹が減ったぞ~!


華麗な裏技、「カレーライス」でした。 もちろんセルフサービスで、、、=^_^=

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コメント

船ですから、
揺れる、とか傾く、
といったイメージはございますが、
傾いたまんま、
というのは思い浮かびませんでした。
でも、大海原を帆走している写真を見る限りでは、
確かに結構傾いていますね。
枕が下にいっちゃうと血の廻りが…、
(´Д`)うぇぇ~、考えていたら気分悪くなっちゃった。
カレーライス!
どうやって召し上がるのでございますか?
(宇宙遊泳してないってば。)
まさか下の方で口を開けて待っていると
カレーライスが滑り落ちてくる >`)わけ…、ではないですよね(@▽@;)

投稿: にけねこ | 2011/07/29 01時13分

にけねこ<ご飯を自分で盛る、そのさらに好きなだけカレーをかける。
皿を手に持って食べるから、大丈夫なんですよ。

投稿: Samson♪ | 2011/07/30 01時38分

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