« 한국 | トップページ | サメ場所、サメ時間 »

2010/05/15

昔話 69 機走

帆走では風上に切り上がって行けないので、向かい風の時は苦労します。
そんな時は、奥の手、、、そう、2台のエンジンを使って、プロペラで走るのです。

特に今航は、ある目的があって行く場所があり、その期日が迫っている関係上、船の速度は重要な要素、同じ所にとどまっているわけにはいきません。
現在では、ギネスに載っているそうですが、国産初の池貝式600馬力×2台は、向かい風の強い時で3ノット近くの速度であり、前に進むだけで立派なものである。
いくら帆を畳んだとはいえ、相当な風圧抵抗となっている。 その証しは、たまに風向きが横になった時、7ノットほど出ていたので、その差は歴然と判る。

当然、当直も帆桁回し、トリム調整などもなく、船尾の帆走用の舵輪ではなく、前部の機走舵輪で舵を取るので、舵当番は一人で十分である。
そして当直が人数的にかなり楽になるので、洋上で全員が参加できるようなリクレーションを行うことになる。
どうも当初の計画からあったに違いない。
このゴールデンウィーク中の目玉行事の運動会である。
剣道の勝ち抜き大会は場所が狭く、面をとりに踏み込む時、船の揺れがあったりすると、そこをすかさず、胴などが抜かれる。
ロープはたくさんあるので、綱引きは必須ですが、なかなか太いのが余っていないので、ちょっと細めのロープで行う。 当然ながら、トリムのついた船尾側が勝利。くじ引きで、船尾側を引いた方が勝利するわけだから、くじ運の強い班が優勝である。

何か運動会と言っても、体力を使わず、運任せの勝敗、空の下、、、機走天蓋?
帆走というとのんびりした感じで、機走というと忙しない感じであるが、実際は、機走はのんびりとした当直実習であった。

|

« 한국 | トップページ | サメ場所、サメ時間 »

船の昔話」カテゴリの記事

コメント

ははは・・・、
帆走のたいへんさはなんとなく
想像することができます。

そりゃ、機走が楽に決まってるじゃん、
と思っております。

帆走はするものではなく、
見るもの、
だと思っておりますbleah

そういえば、
船の底につく海藻の類も
大きな抵抗になってしまいますよね。
昔の船員さんたちは、
自分たちが潜っておそうじしてらしたんでしょうか?

投稿: (=^・^=) | 2010/05/20 21時59分

にけちゃん<船の底は、ドックに行った時掃除します。とてもじゃないけど、自分たちではやりませんよ(#^.^#)

投稿: Samson♪ | 2010/05/21 01時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105035/48367464

この記事へのトラックバック一覧です: 昔話 69 機走:

« 한국 | トップページ | サメ場所、サメ時間 »