« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »

2010/01/31

昔話 62 登艢礼

4月1日に乗船して、10日も過ぎると、マスト登りもなれてくる。
その頃である、夕食後、出航時の配置表(登艢礼という儀式の配置)を決めることとなった。
一番格好いい場所は、バウスプリットの先端(船の一番前)であるが、ここは全体の号令を掛ける役目があるので、声が船尾まで通る人でないとその資格がない。 10人ほどの立候補があっても、士官から、「ちょっとお前は遠慮しておいたら?」と優しくNGを入れてくる。 その後、希望部署はジャンケンで決める。
この私も、バカだから煙と同じように、一番高いところの「ロイヤル」を希望した。
希望者18人、倍率3倍の人気ポジション。 ジャンケンの運に味方され、「右舷フォアマストのロイヤル」に決まった。 ちなみにこのポジションは、登艢礼全体の速度を決めるという。 だから、号令がかかった時には、大きな体を目一杯に引きずり揚げなければならない。
他の人はと言うと、高いところが厭な人は、ロワーヤードを希望し、その他は、ジャンケンで負けた人が割り当てられる。
号令を掛ける役目を負った人は、翌日からトチらないように特訓である。
何せ、かけ声が決まっているから、間違えないように、
「帽をとれ~」「ごきげんよう」「ごきげんよう」「ごきげんよう」だが、夜ブツブツ言っているのを耳にした。
登艢礼がどんなように見えるかは、下船後の写真を見るまでは、よく判らなかった。
さて、出航は4月の15日 木曜日。 何人の見送りが来るのか?
今回は話題の航海だから、報道陣も多いです。
7604150


| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010/01/24

昔話 61 部屋割り

乗船して、部屋が狭いのは判っていたが、片舷の3×4m位の空間に7人(8人部屋)入るわけだから、寮の部屋より狭い。 入り口も狭く、カーテンで仕切りがしてあるが、ここはお辞儀をして入らないと、頭を打つ。
Heya
そして片側に二列、二段のボンク(寝床)、80cmちょっとの幅に180cmの長さであるから、186cmの身長は、入りきらないではないか!
毎夜、ボンクに斜めにかつ、足を少し曲げて寝ることとなった。 寮での時と同じように上の段(入り口側)に決めたが、下のボンクの住人は、「星雲丸」で同じ班であった東京のA君である。この時点では予想もつかなかったが、このA君とは卒業後もご縁があった。
その他の住人では、27歳のお方もおられたな。 千差万別個性的な人たちが集まり、これから半年の間、当直も、睡眠時間もともにするのだからと思うと、ちょっとビビりますよ。
当直もずっと裸足だから、床が木製なのは楽ですね。
だが、空調のダクトからは新鮮な空気が流れますが、換気はあまり良くないし、明かり採りは船の舷側の丸窓(スカッツル)だけで、息苦しさを感じるものがありました。
そして、たばこを吸う人が多く、部屋にはでかい灰皿が置いてありました。 その灰皿は、航海中にも倒れてこぼさないように、25cm四方の木に打ち付けられていて、時々消し忘れの煙が立ちのぼったりして、息苦しさを増したりしてましたね。 
スカッツルは一度開けるとなかなかキチンと閉まらないので、海水が中に入ってこないように、スナップ(古いロープで作った雑巾)を当ててました。
当然のごとく、乗船したその日は部屋で宴会。 体育座りやらアグラで盛り上がりました。
(#^.^#)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010/01/17

新年会だって

新年会には、お酒がつきものと言うが
ここの町内会は、お笑いもついてくる。
Minatoya
ここ最近の新年会は、横浜市の職員で落語を趣味としている方々が、
新年会の呼び物として来て頂いてます。
今回は手品も見せて頂いた。

たった30人ちょっとの会であるが、
この寄席があるので、楽しい。

かくいうこの旦那も、他所の町内なのに500円で飛び入り参加。
寿司もお酒も戴いて、最高です。A116
(写真はお開きの時です)

あ、勿論、自分の町内の新年会にも出ますが、
こちらは会費が1,000円 お笑い抜き  なんでじゃろ?

PS.帰りに自転車でこけてしまった。
なのに、体より、インプラントの埋め込みが痛むのはなぜじゃろ?

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2010/01/10

昔話 60 マストのトップ

マストトップの台は当然マストの頂部に付けられていますが、これはデッキにそそり立つ根元のマストであって、一番高いわけではない。 ただ、力を大きく受けるので、太くないと木材(鉄製だったが)が折れてしまう。 そこで太くて長い木材を探すが、真っ直ぐな長さには限度があるため、ロワーマストのトップ辺たりで別の木材とつなぎ合わせる。
当然その継ぎ部分は弱いので、直接デッキ船体と太いロープ(鉄ワイヤー)で頂点を結び、押さえつけている。その上に載る台だから、その台の端部を押さえるようにマストからシュラウド(横静索)がのびている。 前から見るとちょうど【又】の字の様にシュラウドが交差する。デッキから登っていく時、縦のシュラウドを手で掴み、切れやすいラットラインに足を掛けていくが、この部分では、体が反り返るようにして登らなければならない。
この反り返った所をフッタックシュラウドと言い、普通にはちょっと恐ろしいところである。
勿論、自信のない新米は、マスト台の内側に空いた穴(ラバーズホール)を抜ければ、安全に登っていけるが、私は当然、ここは反り返った方を選びますわな。

更に上のマストへと登っていきますが、一番上のヤードは、下から数えて6番目の帆、ロイヤルスルがあるヤードに行くころはマストも細く、シュラウドの間隔も狭くなり、最後の足場はワイヤーのネットとなる。 このネットが怖い! 何せブラブラするネットだから、両手両足をしっかりさせていても体はフラフラと揺れる。

更にその上に行くと、もうマストそのものしか残っていない。 そしてそこから上が白く塗られている。 まずその白いところにタッチすることが、マスト登りの最初の課題で、ここまで来るのに、乗船して4日もかかる。 たった数分で登り切る高さなのに、、。

最初は、恐る恐る登ったこの高さも最後には爽快な場所に感じられるのが不思議です。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

寒波がなくとも

長男が、仕事先で通勤用にと購入したバイク。
ほうほう、あの子がここまで成長したか。
自分の給料、自分の決断でとうとう買っちゃったか。
交通事故の心配と、息子の成長ぶりを感じています。

Bike011
ただ、コレに乗って凍てつく中を何時間も走って、帰省してきたことを考えると、ぞっとするほど寒いぞ。
鼻水が出てきそうじゃ。

この旦那が同じ歳の時、400ccだったことを考えれば可愛い方か?
時速130㎞を超えると、バックミラーには何も映らなくなるし、目から涙がちょちょギレる感じは、このバイクでは無理だろう。
ま、事故をせず、安全に通勤して欲しいと思う。

帰りも寒そうだな。

とりあえず本日は、新車のお披露目に来たわけだ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010/01/09

日帰り出張かぃ?

正月休みはいつまで?
三が日が過ぎたら、すぐ仕事でした。

はぁ、疲れるぅ。
現場でずっと立ち仕事の後は、残業でレポート作成でした。
翌日は、朝一番の予定の電車に乗り遅れ、二番電車で追っかける。
寝ては行きましたが、関ヶ原で4分ほど雪のために遅延。
予定していた電車に間に合わせるには、、、、
まだ時間がある。

ここは新大阪の16番線ホームの上、
「浪速うどん」で
♪きざみうどん一杯♪ ¥370
を掻き込む。
ホッとする時間である。
ここを通る時は必ず食べる うどん
今回は美味しさをゆっくり味わう時間もなく、
16番線に下りた。
目指すは、堺に停泊中。

仕事の後に、その韓国人船長と一緒に食事。
そして、持参した自家製キムチの批評をして貰う、
だが、「うまい」と言う日本語はどうも怪しいな。
60点位かなと自分では採点しているから、、

その後も別の仕事があり、
無断で現場写真を撮った。
だから、載せられないが、パレットの中に何ケースものお酒が詰まっている。

嬉しいお酒のケースが山と並んでいた。
この一山で、、ウッシッシ、、、、と
とてもじゃないが、死ぬまでに飲みきれる量じゃないとよだれが、、、たらり、、(#^.^#)

仕事の帰りは、次のキムチの材料を買いに「鶴橋」へ、、、、
ここは安いですから。
お腹が減ってきたので、お酒を一杯?

立ち寄ったお店にあった「てっちゃん焼き」 at 「一福」
おぉ、これぞあの厚木の「しろころホルモン」の原型ではないか?
A1081
2本で¥300
外側がカリッと揚がり、内側は油のトロリとした食感。
美味しいではないか?

ヨシッ!
次回からはこの店を定番にしてみよう。

心に決めた旦那ですが、
次はいつ大阪に来られるだろう?

帰りの新幹線は、、、豚まん551の匂いに包まれ、バッテラをつまんで、グイと冷や酒、、

ほんと、今回の出張は仕事目的?

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2010/01/03

昔話 59 マスト登り

帆船に乗って、すぐに覚えさせられるのが、マスト。
Mast がMustだから、しょうがない。
それも、日本丸に乗船後2週間で出航と言うから、忙しない限りである。
その間に、学生は、4本のマスト、それぞれの横帆、縦帆そしてそれらを操作するロープの名前を暗記させられることが課題であった。
当然夜中にも帆を操作するわけであるから、暗闇でもどこに何があるのか覚えておかなければならないし、士官の命令に即応して操作するのだから、大変である。
そもそも、こんな狭い船内に80人ほどの学生と、士官を含めた乗組員数十名がいるわけだから、夜中に動けば、誰かとゴッツンコするのは当たり前でしょうが、ちょくちょく人と衝突してましたね。当然、マストにも登らされるが、最初はロワーヤードから、、、。
76_0012
マストの横の静索の登り方(風上側から)、、決して横綱(ラットリン)を掴まないこと。
トップマスト台までの注意はたくさんあります。
そして、一番下のヤード(帆桁)で、繰帆の訓練。
まずは、ヤーダム(桁端)までの行き方。
76_0002
行き方が逝き方にならないよう、ヤードの後に張られたバックロープに安全帯を掛ける手順、フットロープへの足の感触(裸足)、、、そしてそして、帆を手繰って、バントラインの巻付け方など仕事の手順もします。
ここまで来て、やっと初歩の初歩ですから、マストの一番上まではかなり遠い、遙か上の高みです。
マストの先端までは、初日からは登りませんが、4日目には一番上に上がらされることになります。
上まで登らなくても判ることですが、マストの先端は何故多くの船でも白く塗られている。
これは、あることが目立たないようにすること。
そう、海にいる海鳥、カモメがここに鎮座した時、あるもので汚されても、判らないように白くしているそうだ。 バッチィ話である。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

明けましておめでとうございます。

A1014A1015

今年は最初に雪に降られて、真っ白な景色を見ながらスタートしました。
例年だと、年越しの夜中に神社に初詣へ出かけていましたが、雪が舞っていたので、初日が昇ってからにしました。
A101
雪の中の正月も風情があるもので、メジロが、雪の中をご挨拶に来てくれました。

翌2日には、東名高速をひたすらに走り、事故渋滞に遭い、昼過ぎには到着したので、40㎞という渋滞には引っかかっていませんが、とにかくしんどい行程です。
ゆるくないわ。
A1028
しかし、富士山は綺麗でしたね。
事故渋滞だから、ゆっくり眺めていられました。
玉突き事故の大破した車には申し訳ないですが、写真もしっかり撮れました。

そんな正月も終わり、明日からは仕事始め。
また、働ける喜びに、、、、?

ま、とにかく、今年も良い年でありますように、願っております。

ちょいと遅れましたが、今年もよろしくお願いいたします。fuji

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2009年12月 | トップページ | 2010年2月 »