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2009/11/29

昔話 56 就活

就職活動は、今では「就活」と短く表現されていることが多いが、あの頃にその短縮形をあまり聴いたことがない。 良く聴いた言葉は「青田買い」
1回生の時はぴんと来なかったが、優秀な人材は3・4回生の時から、入社準備支度金とか、奨学金とか、色々な名目で就職先からなにがしかを戴いていたと言う話。 まだ十分育ってもいない田んぼの稲を、生育状況がはっきりしないうちに収穫量を予想して買い取ってしまう「青田買い」のように、若い身空の学生をお金で拘束するんですョ。
勿論オイルショック後に入学した私には、そのようなお誘いはお伽話の一つにしか見えませんでしたし、大手海運六社の求人は軒並み「若干名」、中小は、、、、ない。 あっても縁故採用枠のみ。

そんな、就職難の時代ですから、3ヶ月のドサ周り(外国でしたが)実習が終わった私は、就職が決まっていない多くの学生のうちの一人でした。
下船後は、学生課に回って、船に関係なくとも目を皿のようにして就職口を探す。
アポもそこそこ、履歴書書いて面接が受けられれば良い方である。 人事の担当者曰く、「今年は新入社員決まったし、来年h新入社員採るかどうかまだ決まってないし、、、」
つれない返事が多い。
ガッカリしても、いつまでも悩んでいるような余裕はなく、津銀遠洋航海実習(遠航)が迫っています。
こうなると、遠航は、気が重いですね。

次に就活ができるのは、6ヶ月先の下船後である。
誰がこんな制度にしたのか知らないが、9月卒業は就活には、非常に不便である。
一般企業では、3月卒業、4月入社が当たり前の環境下では、9月卒業への理解が受けられないだろうし、入社時期も微妙である。

このまま、9月まで乗船していると一般企業への就職活動自体ができない上、一般大学と比べると、その就活チャンスも少なくなる。 
卒業後の6ヶ月間は、遊びの時間に回ってしまうこと、間違いない。  
貧乏人は早く働きたいのだが。

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コメント

当時は厳しかったようですね。
氏が4回生の時の1回生から
3月の卒業生が出るように
なったのでしょうか?
にけねこの知人は、
石油会社、
貿易会社(商社)、
非破壊検査を請け負う会社、
生命保険会社、
等に就職され、
船会社に就職された方は
わずかにお一人だけでした。
会社の名前は存じ上げませんが
就職するとすぐにアフリカへ行かれました。

にけねこ、よく分からないですが
日本郵船、商船三井…だったかな、
そういうところを希望しても入れないと
嘆いていた人もいました。
にけねこは“船”がつくから
船会社なんだろう、
と思いました。
でも船会社って何するのかわかりません。
でも、なりたいもの…船乗り!
みたいな感じでした。
なんか哀愁帯びちゃって。
男のロマン、つーんかしらん…そんなこと言ってられませんよね。
生きていかなあかんのですから。

投稿: にけねこ | 2009/11/30 19時18分

にけねこ<私たちの時も苦しかった。
当然郵船、三井など受かるべくもなかった。
募集は一人か若干名だもんね。
今はそこそこの会社になりましたけど、潰れた会社も多いのがこの業界。
今頃は船長、、、、、、、
嘆いていても、子供達の口は潤してやらねば、そう思って、定年間近。
ふ~=3

投稿: Samson♪ | 2009/12/01 07時05分

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