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2008/11/07

昔話 39 赤道通過

1月26日 8-0ワッチに入った。
今夜の当直は、かなり気が張る。 ルックアウト(見張り)も今夜はじっと界面に目をこらしているようだ。
23時過ぎ、私もじっと海を見つめる。  しかし何も見えない。
1976 23時10分を回った頃、3/Oが、「23時08分 赤道通過」と宣言、我々は南半球に入った。
赤道通過だから、赤い線が引いてあるのかな?と思うような人のために、じっと海を見つめていましたが、赤いものは一つもありません。
夜だったから、見えなかったんじゃないの?という質問にもきっぱりと、「いくら地球儀に赤い線が引いてあっても、現場は赤い線などありません」と言える自信にもなりました。

赤道を通過すると行われるのが、「赤道祭」です。 これは、西洋の昔からある船の儀式で、ネプチューン(海神)が初めて赤道をまたいだ人たちを洗礼するわけであるが、練習生のほとんどは、外国へ行くのが始めてばかりだし、当然全員が洗礼を受ける。

Photo_2 しかし、27日は土曜日、もう一日たった28日にその儀式は行われた。
ネプチューンに扮するY君、槍を持ち、「新しく南に来た者がおろう、もし悪い心を持った奴がいれば、そいつは海の世界に引き留める。 さぁ、悪い奴はおらぬか?」
「へへぇぇぇ、海神様、此処にはそのような者はおりません」.............<詳しくは、実際に船で赤道をまたぎ、実体験してください(本当はよく覚えていない)>
さて、この儀式が終わって、船上では大運動会が行われました。
18_2 飴食いゲームで、 ビールをラッパ飲みしたあと、小麦粉の中から大きな飴を口17_2 にしているのは、、、、
04 そして綱引きは、班毎の対抗戦でした。 当然のことながら、船尾側の方がトリムが付いて下がっているので、船首側のチームに勝ち目は少なく、 揺れに合わせて右に左に綱は動きますが、結局じゃんけんの一番強いチームが勝利したのです。 

19 輪投げにも挑戦、船の揺れに合わせてピタッと揺れが納まった頂点で投げるのが高得点のコツです。
まぁ、勝っても負けても、食事に差が付くわけでもなく、成績がどうということもなく、そういった面では何もなかったのですが、長い航海中のレクリエーション、美味しいスパイスといったところです。 次のワッチでもレクは話題にはなりましたが、赤道祭を行った事のほうが心に強く残りましたネ。

「私悪い事してて、怖いネプチューン様に、海に引き込まれたらどうしよう?」なんて告白を受けたら、ネプチューンはどうするんでしょう? 
勿論、私は悪い子でしたから、そんな正直なことは口が裂けても言いませんョ。ハイ。

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船の昔話」カテゴリの記事

コメント

赤道…北半球にのみ生息するにけねこは
赤道を越えたことがないのでございます。
一説によりますと、
赤道はお櫃のタガのような役目をしていて、
ほどけると地球がバラける…、Σ( ̄□ ̄;
なーんて、にけねこが信じているわけないざましょ。(^^;
明石の天文台には子午線のお印がございます。
赤道直下には陸地もあるわけでございますから、
そこには柵くらいあっても…。f^_^;

投稿: にけねこ | 2008/11/09 08時26分

にけねこ<赤道直下にちなんだエクアドル、島国のインドネシア、アフリカのあの辺り。沢山の陸地があります。
そのどこかには赤く線を引いてあったりしたら、観光名地になりますね。 どっかないかな?
10年近く前に、測地系が変わり、天文台の位置も135度からかなりずれているそうですョ。
もっとも、新しく作り直しても、大陸自体が毎年1~5cm動いていますから、恒久的なものは難しいでしょう。

投稿: Samson♪ | 2008/11/09 17時24分

運動会みたいに出来るなんて、大きな船なんですね~

投稿: ベリーナ | 2008/11/09 22時08分

ベリーナちゃん
横浜の桜木町駅から
Samson氏が実際に乗ってはった
お船が見えるよ。
ぜひ訪船して見学してみて下さい。
その大きさを実感できます!
 
Samson氏
ネプチューンってギリシャ神話ならポセイドンですよね、
でも ここだと海神というより閻魔大王みたい~
ポセイドンってすごく女好きですよねcoldsweats01

投稿: にけねこ | 2008/11/10 20時59分

ベリーナ<後ろのデッキは20m×20mぐらいあったかな? 学生全員(80人位)が集まって毎朝体操が出来るぐらいだから、、、
多くの練習船は広いデッキでしたが、この船は特月広かったです。
桜木町の日本丸は全員が後ろに列ぶとギュウ詰めでしたよ♪。

投稿: Samson♪ | 2008/11/10 23時13分

にけねこ<そそ、女好き!
だけど、女性は一人も乗っていない。
あの時、女神役がいたかどうかハッキリ覚えていないですが、海神様もガッカリしただろうな。

投稿: Samson♪ | 2008/11/10 23時23分

catそういえば今ちょうど日本丸のクルーにも
女性がひとりいらっしゃると聞きました。

実習はもちろん男女関係なしと言っても
体力や体格でどうしても
男子に劣ることの多い女子学生
やっぱりたいへんみたいですね。
 
精神力と耐久力、持久力で勝負かな。

しかし、昨年のようにクルーの中から
下着ドロの逮捕者が出るようでは
女の子をもつ親はマジ心配ですね。
護身術も身につけておかないと…。

投稿: にけねこ | 2008/11/11 23時45分

うちの会社にも、女性の後輩がいます。
昔は、女性は入れなかったんですが、ウーマン何とかで、門戸解放です。
でも、実社会ではまだまだ無理ですね。
後輩の本人も、2人以上一緒にいなければ怖いと言ってます。
やはり、こういった仕事は女性が入り難いですよ。

投稿: Samson♪ | 2008/11/12 22時18分

cat男性と女性が全く同じ仕事内容を同じ時間でこなす、
それが本当に平等、公平なのかなと思ったことがございます。

マストに登っていく女子学生を見ていて、旦那様が
“女の子なのに、こわくないのかな?”
とふともらしました。
“高いところを怖がるのに、性差はないと思う。
多分、私は平気だと思う。”
とにけねこが申しますと、旦那様が
“そうやなあ、はっきり言って僕はこわい。”

もっと他の部分でございます、性差があるのは。
何が平等かなんて、決められないのでございます。
船に女は要らない、というのは極論には違いないですが、
それ相応の覚悟が必要だとは思います。
もちろんどんな仕事であってもそうなのですが。
どうにもならない部分をどう克服するか…。

投稿: にけねこ | 2008/11/13 19時06分

にけねこ<性差っていうのは難しいですね。
男だからとか、女だからとかで仕事に差はないのですが、性によって、得手不得手というのは存在します。
そして、腕力など、男の方が有利なことについて、社会的に価値があるのだという考えが、男尊女卑の考えの元となってもいるようです。 その障害に向かっていってる女性はそれなりに素晴らしいと思います。

投稿: Samson♪ | 2008/11/13 23時41分

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