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2007/02/23

昔話 24 ルックアウト

当直の役目の一つにルックアウトがあります。
首から双眼鏡ぶら下げて、水平線を見る。
当直交代後は、ぼやけてて、何も見えないことが多い。
「アホ、双眼鏡の焦点を合わすんじゃぃ」と、お叱りの声。
私が双眼鏡を覗く時には、必ずと言っていいほど焦点がずれている。

 双眼鏡には、焦点調整のダイヤルがついていて、右左のバランスを調整する必要があります。 だから、士官は自分専用の眼鏡を持っていて、よく首からぶら下げています。 学生用とは区別していますので、置いてある眼鏡に 触ると怒られる。 触らぬか?見に気をつける(ちょっと違った)。

 夜のワッチでは、目盛が見えないので、適当にやっていると、遠くの船の灯りが見つけにくい。
そんな時に限って、「オイ、ルックアウト、サボってるんじゃないぞ。 正面の船を報告せんかい!」と怒鳴られる。
見てもよく判らない、雨にぼーっと淡い灯りが滲んでいる様に見える。 まあ、その時は、船の位置が概ね判っているので、目元の目盛をいじって調整。「同行船」とか、「横切り船」とかを大急ぎで報告することになる。 (それでも、もう一回は怒鳴られることを覚悟する)。

 余談ではあるが、船も飛行機も進む所は道があるわけではないのに、「右側通行」と言うことになっている。 ぶつかりそうになったら、右に転舵することが基本ということだ。 そして、舷灯というのがある。 右側 (Starboard-side) が緑色(Green)で左側 (Port-side) が紅色(Red)の色灯を点けている。
そこで、ある場所で、船の針路が交差する場合を考えてみよう。
交差地点に向かって相手船が自船の針路の右側にいる場合は、相手船の左側船体が見えているはず。 だから、見えているのは、船体に隠れて、右側の緑色は見えないので、マスト灯(後ろからは見えない)の白色と紅色である。 → 赤色は危険色なので、これを避ける。
また反対に、自船針路の左側にいる場合は、マスト灯と緑色が見えていて、この場合は自船は避けなくて良い(更に言えば、相手船が判らなくなるので、針路を変えない様にする)のである。

 出来の悪い学生だった私には、この時には、それが判ってなかった。
精々、舷灯の色を「赤玉ポートワイン」( Port = 左舷 )と覚えるのがやっと。 もっとも、赤玉ポートワインなんてしゃれたものを飲める様な身分ではなかったので、未だに味を知らない。 どうも、イベリア半島の港から積み出される、世界的に有名な赤ワインだとか。 でも、甘すぎるという話なので、なかなか手が出せないョ。

 ルックアウトの話に戻ると、、、、、あまり書き込む内容はないようだが。 「見張り」&「船」と聞くと、どうしてもマストの上に登って、望遠鏡 (Telescope ) を覗く場面が目に浮かぶ。 地球は丸いので、高い所の方が、遠くの船を見つけやすいところから来ている様だ。 計算によれば、水面に立ったとして(忍者か?)、その場所から見る水平線は2km先の水面だそうだ。

⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃ ふふふ、水面に立った2kmじゃ、あまりにも近視眼的な話だって?
でも、水面に寝てみたら、波ばかりで、浮かばれないよ(死ぬぞ~)。

<うむ、有無、思ったより良い話に仕上がった。わはは>

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