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2005/10/24

昔話 16 航海当直2

当直は4時間だが、その当直に入る前に、前直のリーサイドが呼びに来る。

夜なら、しっかり起こしに来る。 "当直30っ分前〜"てなぐあい。

あわてる。 15分前までにサブワッチは制服を着てシャキッとブリッジに行ってなければならない。 事前に自分の位置を海図で確かめることと、周りの様子を見ること。 そして夜なら、暗闇に目を慣らすことが必要。

そして、15分前から当直の引き継ぎが始まる。

"ジャイロコース×××度、マグネットコース△△△度、、、、、、"

今時、磁石(コンパス)なんて使わないよ、万が一じゃなきゃ、、気温、海水温、風向風速、船の速度などの数字を丸暗記して、引き継ぐ。 この4時間で出会った船、現在の周りの船、特にぶつかりそうな船などを口頭で引き継ぐ。

しっかり覚えておかないと、引き継ぎ後、士官から質問されるから堪ったもんじゃない。

"おい、○○!今の風はどっちから吹いてる?"

風向、風速などキチンと答えないと、どやしつけられる。

1回聞いただけで、覚えられるはずないじゃないか!!!

・・・・・・・・・・・・・・・・

でも、ここで裏の手がある。

2・3分早くブリッジに上がってきて、気象・海象などのデータは、リーサイドブック(1時間毎の記録帳)をこっそり見て頭に繰り返し入れるのだ。

船の速力などは、その時1回だけで覚えなければならないが、後はズルするんです。

勿論、"あの島は?"と聞かれることを予想して、海図もしっかりチェックします。

そんなズルを覚えるのもすぐですね。

後輩諸君、記憶力を鍛えてね。

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