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2005/06/27

昔話10 ニクロム線と学生

夏になっても帰らない寮生が多かった。
バイトに勤しむためである。または部活動がある。
帰る電車賃がないヤツも多かった。
夏休みは、他の大学と比べると短かったせいもある。
7月の末から8月末までの夏休みは、高校生のそれとあまり変わらない。
部活もお盆時期は休むので、その時期をどう乗り過ごすか?
もちろん寮の食事は終わってるから、外食か自炊。
お湯を沸かして、その頃売り出した「カップヌードル」を食べるのが主流。
外食は、金がかかるけど、お店も貧乏学生を相手にして、売り上げが上がらないのも確か。
そんな時のインスタントラーメンが、学生の命を救う。
そこで登場するのが、ニクロム線のコンロ。
何せ電気代は寮の負担だから気にしていない。
このコンロ、良く活躍したけど時々、線が切れる。
コイル状になっているので、切れたところを重ね合わせて使う。
短くなるので、抵抗が下がり、→電流が多くなる。→それでまた切れる。
何度か繰り返すと、つないでもつないでも切れるようになる。
これが電機製品の寿命だと、実地で勉強しました。
さて、そこまでいったらもう熱源はない。
どうする?
石油ストーブを引っ張り出して(真夏に)火をつける。
石油自体もうほとんど残っていないのだが、どこからかかき集めてきて火をつける。
すぐになくなるので、1回限りの応急策でした。
あとは、電気ポットのお湯を使うが、そもそも、カップヌードルは100円以上したので手が出ない。 20円くらいの「出前一丁」がせいぜいだから、麺が硬いまま食べることになる。
野菜も半生。玉子は生卵(あれば幸せ)。
学生って、昔から貧乏な生活を堪え忍んできたんですね。

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