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2005/05/15

昔話5 遠泳

大学の科目には凄い必修科目がある。  手旗信号、端艇訓練(伝馬船を含む)などは1回生が行う科目、せいぜい0.5〜1単位。 1.5単位の水泳訓練が、これまた凄い。

夏に一週間弱、淡路島の西側海岸で合宿。 2列の遠泳を行う。  この時、帽子の色で学生の能力分けをしている。 赤帽=まるで泳げない人。 黄帽=泳げるけどせいぜい25m。 白帽=そこそこ泳げる。 黒帽=クロールでも早い。

基本は平泳ぎで、長く浮いていられることである。 私は平泳ぎの早さでは負けなかったけど、クロールが下手なので白帽、黒帽はえへらへらと笑っている。 帽子(シャッポ)を脱ぐのは、相手に敬意を払うのが普通の解釈。 ここでは帽子を脱ぐのが偉い。 帽子を脱ぐと、、、髪の毛である。 つまり黒帽は帽子なし! 羨ましかった。

ところで、遠泳であるが、2〜3時間ずっと泳ぎっぱなし。距離にして3〜4Kmぐらい泳ぐのかな? 途中で休憩がある。 といっても、カンロ飴を口に入れてくれるだけ。それだけの長丁場なのです。

泳げないのはどうするかって?

泳げず、溺れず、後になった学生は、伝馬船に乗せられて、はあ良かった!   と思いきや、先頭まで連れてこられて、何回でも、放り出される。 ドボン!

10時頃入水して、陸に上がったのは1時過ぎだったと思う。 どんな状態になるのかって?

まず、歩けないです。 とぼとぼ足を動かすのが精一杯。  生姜糖湯が美味しかった。

でも、やりがいはあったですね。  そのために何ヶ月も訓練をして、赤帽も泳げるようになったのだから。 私と名字が同じ北海道の人が赤帽だった。 最初プールの底の方向に向かって泳ぐものだから、大笑い。しかし、1分後には、みんな泳げるようにと息を詰めて応援していました。  同じクラスですからね。

彼の消息は現在途絶えていますが、何処かで元気にやっていることでしょう。 痩せた体で相撲部に入った頑張りやさんですから、、

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